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現代人の特徴的な悪い姿勢

皆様、こんにちは(^^)/
Triangle gymの小林です。

本日は、現代人の悪い姿勢の猫背“スウェイバック姿勢(新猫背)”についてお話をさせて頂きます。

 


《目次》


●スウェイバック姿勢(新猫背)とは
●スウェイバックと重心の関係
●スウェイバック姿勢のデメリット
●スウェイバック姿勢の原因とは?
●改善方法と効果的な考え方

 


◆スウェイバック姿勢とは


スウェイバック姿勢とは一般的な猫背姿勢に見られる進化形の猫背姿勢です。

パッと見て、美しい姿勢とは思わないですね。
しかし、コンビニのレジ待ちや駅で電車待ちながらスマホを使っている方の姿勢を見るとほとんどがこの“スウェイバック姿勢”になっています。

理想な姿勢からどの様なズレが起きているかというと、通常の姿勢ですとくるぶし、膝、骨盤、肩、耳の位置が揃い線を結ぶと一直線になるのが理想になります。
スウェイバック姿勢では、足の点の上に膝が・骨盤の点がなくラインより前に出ています。
骨盤が前に移動した分、上半身は後ろに倒す様にしてバランス取りそこから肩の点は後ろになり、耳の位置は前に出てしまいます。その為、スウェイバック姿勢は骨盤が前にスライドし、上半身は後ろに倒れ頭は前に出てしまうというチグハグな姿勢になっています。
なぜ、このような姿勢を多くの方が取るのでしょうか?

 


◆スウェイバックと重心の関係


少し専門的な内容になりますが、人間は直立姿勢を保つのに重心の位置を『支持基底面』の中に保たなければいけません。
『支持基底面』
・身体を支えるために地面と接している面積のこと
・両足で立っている場合、両足を結んだ四角形が支持基底面にあたる

本来、綺麗な姿勢の場合では重心は内くるぶしら辺の真ん中あたりになります。
ですが、骨盤の位置が前にずれることで重心も前に移動しつま先重心になります。
前方に大きくずれた骨盤の上に上半身が乗ると、重心の位置はより前方に移動してしまい支持基底面を超えてしまします。その為、上半身を後ろに反らすことで骨盤が前にスライドした分の重心を後ろ移動させバランスをとる様にしています。
そして、頭の重さの分後方へ引っ張られるため更に、バランスを取る為に頭は前方に突き出した姿勢が完成します。

 


◆スウェイバック姿勢のデメリット


スウェイバック姿勢は“股関節の安定性”を低下させる傾向があります。
原因は、股関節を支える強靭な靭帯の安定性が失われるからです。股関節には人体最大の靭帯と呼ばれる“腸骨大腿靭帯”があり股関節の安定性に大きく貢献しています。
しかし、スウェイバック姿勢になることで“腸骨大腿靭帯”が伸ばされてしまい関節の安定性が低下してしまします。股関節の安定性が低下することで日常生活の歩く、走る、しゃがむ、階段の上り下りなど様々な動きが不安定になり腰痛・膝痛などの症状も引き起こしてしまいます。
なぜ、その様なデメリットしかないスウェイバック姿勢を多くの方は取るのでしょうか?

 


◆スウェイバック姿勢の原因とは?


私たちの姿勢は脳が筋肉・関節など身体中にある『感覚器』と呼ばれるセンサーからの情報を受け自分の身体の状態を把握し姿勢のコントロールや姿勢保持を行なっています。

ですが、日常の活動量や運動量が少なくなることで、感覚器からの情報が大幅に減少し、脳は自分の身体がどうなっているのか?を上手く把握することが出来ず迷子になっています。

そこで、自分の身体の状態を把握しようとしその方法が“骨盤を前方にスライドさせる”ということが考えられます。
骨盤を前方にスライドさせることで股関節も自然と動き人体最強の靭帯も引き伸ばされることで、靭帯にあるセンサーが働き脳に情報が伝わります。そうすると自分の股関節の位置を把握でき脳が安心し悪い姿勢のスウェイバック姿勢をインプットすることになります。

日頃、活動量や運動量が減少し感覚刺激が減少することで自分の身体の状態を把握することが出来なくなった現代人は骨盤を前方にスライドさせて靭帯を引き伸ばし感覚刺激の量を増やすことで、自分の身体の状態を把握しようとするわけです。

 


◆改善方法と効果的な考え方


スウェイバック姿勢の改善といえば今までは『筋力』に注目され腹筋群・腸腰筋を鍛えるエクササイズを行なっていたかと思います。
しかし、根本的な原因は活動量や運動量の減少により感覚刺激が減少し身体が迷子になり脳の機能低下が原因とお伝えしました。なので、日常から運動を通して感覚刺激を増やすこと。また、前方にスライドした骨盤を戻すためのエクササイズと反り過ぎている背中を丸めのエクササイズを行なうことで姿勢改善に繋がります。

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