Blog

  1. HOME
  2. Blog
  3. 猫背姿勢と睡眠の関係について

猫背姿勢と睡眠の関係について

皆様、こんにちは(^^)/
Triangle gymの小林です。

最近何かと忙しいな~、、、
寝つきが悪いな~、、、
眠りが浅いな~、、、という方はもしかしたら猫背姿勢が関係しているかもしれません。

本日は《猫背姿勢と睡眠》についてお話いたします。



《目次》

●自立神経と睡眠
●猫背と交感神経
●呼吸エクササイズの重要性


 


◆自立神経と睡眠


ヒトの体は自律神経によってコントロールされているため、自律神経は我々が生きていくうえで必要な様々なことに影響を及ぼします。
例えば、心拍数や血圧、胃液の分泌、そして覚醒レベルにも関与しています。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は簡単に言うと「闘争・逃走モード」になるため、興奮状態になります。
一方で、副交感神経は「摂食・生殖モード」になるため、リラックス状態になります。
どちらのモードが良いとか悪いとかではなく、それぞれのon-offのバランスが大切で、活動的なモードになる時には交感神経が優位となる必要があり、リラックスモードになる時には副交感神経が優位になる必要があります。
睡眠時にはどちらが優位になった方が良いかというと、副交感神経が優位になり、リラックスモードになれた方が良いです。
ところが、交感神経が優位になった状態から抜け出せなくなってしまうと、いざ寝ようと思ってもリラックスモードにならない為”なかなか寝つけない”というようなことになります。
そのため、寝つきを良くするとか、睡眠の質を高めるためには交感神経を抑制して、副交感神経を優位にすることが大切になります。

 


◆猫背と交感神経


交感神経が優位な状態と、猫背姿勢は密接に関係しています。
「猫背姿勢=背中が丸くなっている」という印象があるかと思います。
もちろん背中も丸くなっているのですが、背中全体というよりも上背部の一部分だけが過剰に丸くなっているケースが多く見られます。そして、背中でも腰~みぞおちの辺りはむしろ反り過ぎている姿勢になっていることが多いです。

このような腰~みぞおちの辺りまでが反り過ぎている姿勢では、交感神経が優位になっていることが多いです。
なぜかというと、「呼吸を吸うモード」になりやすくなっているためです。交感神経と副交感神経は呼吸でも切り替わり、息を吸う時は交感神経が優位になり、息を吐く時は副交感神経が優位になります。
そして、肋骨は息を吸う時に開き、息を吐く時に閉じますが、腰~みぞおちの辺りまでが反っている状態というのは肋骨も開きやすくなりますので、吸うモードが長くなっている可能性が考えられます。
通常、吸気よりも呼気の方が長いのですが、呼気の時間が短くなると肋骨が開いた状態になりますので、交感神経優位な状態になりやすくなります。

『自律神経のセルフチェック方法』

・手首に指をあてて脈を触知します。
・ゆっくりと呼吸をして、脈の速さが変化しているのかをチェックしましょう。
※息を吸う時に脈が速くなり、吐く時に遅くなっていればOKです!

腰~みぞおち辺りまでが反っている猫背姿勢の人は、交感神経モードから抜け出しにくくなる為、睡眠の質にも影響を及ぼします。
このようなことから、猫背姿勢を矯正することは良い睡眠をとる為に、とても大切になります。

 


◆呼吸エクササイズの重要性


自立神経に介入出来る唯一の方法が”呼吸”になります。
呼吸は息を吸う=交感神経優位/息を吐く=副交感神経優位に変化することが可能です。
息を吐くことで拡がってしまった肋骨も閉じることが可能になり、姿勢改善にも繋がります。
睡眠の前や入浴時に呼吸エクササイズを行うと副交感神経優位になる為、睡眠の質を向上することも有名なお話ですね。
息を9秒間吐く/息を3秒間止める/息を3秒でゆっくりと吸う
このリズムで5回ほど行なうと副交感神経を優位に変換することが出来ますので是非行なって見てください。

関連Blog

ご予約はコチラ

検索

無料ご相談は公式LINEまで